クラウンエステート/クラウンスポーツ にチェーンを装着できるか検証

モチベーション

クラウンエステートおよびクラウンスポーツには布チェーンしかつけることができない。 私はウィンタースポーツを行うためスタックも念頭に置き可能であれば非金属チェーンをつけたい(できないだろうけど). 十分なスペースがないとのことだが、一切つけることがでいないのか調べてみた記録

今回はクラウンエステートに関しての調査結果を載せるが、おそらくクラウンスポーツも同じと考える。

TOYOTA 公式による情報

公式によると、チェーンに関して以下のような情報がある

  • 標準サイズ 235/45R21 ではチェーンを装着することができない
  • 225/45R21 だとタイヤとボディの隙間が狭く布製チェーン以外を装着することができない

サマータイヤ

私が調査したタイヤは標準の235/45R21. ホイールは標準の 21inc x 8.5J インセット35

カーメイト を参考にすると、タイヤとフェンダーの間に3cmの余裕が必要とのこと。 外から見るに、3cmの隙間はある

ハンドルを切った状態での確認

2cm 程度しかない。

さらに、タイヤの設置面とボディーとの間もかなり狭い。

(定規は入らなかったため、隙間の計測は不可)

リム幅を狭くし、インセットを外側に出すことで、非金属チェーンを履くことができないかと考えていたがやはり無理そう。

無理そうではあるが、当初考えていた計算を以下に載せておく

リム幅とインセットの計算

内側と外側それぞれのリム幅位置は、W: リム幅、ET: インセット により以下のように表すことができる

内側リム幅位置: W/2 + ET 外側リム幅位置: W/2 - ET

そして、それぞれの変化量は以下の通り

内側変化量 Di

Di = (W2/2 + ET2) - (W1/2 + ET1)

外側変化量 Do

Do = (W2/2 - ET2) - (W1/2 + ET1)
  • ET2: newインセット mm
  • ET1: oldインセットmm
  • W2: newリム幅 mm
  • W1: oldリム幅 mm
  • D: 今の外側位置からさらに外へ出したい量 mm

新しい内側インセット(ET2)を求める式として表すと

ET2 = ET1 + (W2 - W1)/2 - Do

クラウンエステートは標準でほぼツラのため、 Do=0 現在の外側位置に合わせるとする.

ET2 = 35 + (W2 - 8.5 x 25.4)/2

履く可能性があるリム幅[7, 7.5 , 8]Jで インセット考える

  • 7J
    • ET2 = 35 + (7 x 25.4 - 8.5 x 25.4)/2 = 15.95
  • 7.5J
    • ET2 = 35 + (7.5 x 25.4 - 8.5 x 25.4)/2 = 22.3mm
  • 8J
    • ET2 = 35 + (8 x 25.4 - 8.5 x 25.4)/2 = 28.65mm

次に内側変化量に直すと

Di = (W2/2 + ET2) - 8.5x25.4/2 - 35

  • 7J
    • Di = (7x25.4/2 + 15.95) - (8.5x25.4)/2 - 35 = -1.5x25.4/2 + 19.95 - 35 = -34.1
  • 7.5J
    • Di = (7.5x25.4/2 + 22.3) - (8.5x25.4)/2 - 35 = -1x25.4/2 + 22.3 - 35 = -25.4
  • 8J
    • Di = (8x25.4/2 + 28.65) - (8.5x25.4)/2 - 35 = -0.5x25.4/2 + 28.65 - 35 = -12.7

スタッドレス

スタッドレスは別途買う。 このインチ数をどうするかが迷うところ。

  • 21incは高価
    • 見た目抜群
    • 225幅 225/45R21のタイヤがある
  • 20inc
    • 21inc比較で-10万程度(ホイール,タイヤ4本セット) 安価になる
    • 世の中にあるサイズは 235/50R20
    • 225幅の20incのタイヤがない
  • 19inc
    • ホイール、タイヤの選択肢が多い
    • 価格も21inc比較で-15万程度 安価になる
    • 2インチダウンは空気の絶対量の変化量が多くなる。加えて、225幅を選択することになるため、高速走行時にふらふらするといった症状が発生する場合がある
    • 225/55R19

19インチのいくつかホイールをリストアップ

  • WEDS sport2 19x7.0J, +40 Di = 5 - 1.5x25.4/2= -14.05 225だと片側5 -19.05

  • WEDS LEONIS NAVIA 08 19x7.0J, +39

  • LEHRMEISTER LF-FORCE 19x8.0J, + 40 Di = 5 -1.0x25l4/2 = -7.7 225だと片側5 -12.7

  • WORK EMOTION ZR7 ZR7 は 複数のインセットの準備がある 8.5Jだと45, 38, 30 仮に30を選択すると 19x8.5J, +30 Di = -5 Do = 5 外側に5増えてはみ出ないか?

選んだホイール 20インチ

価格と性能を考慮しバランスをとり20インチを選択した。

このままだと内側に3mm 向いてしまう

そこで 対策としてスペーサーを入れることにする.

クラウンスポーツにモデリスタホイール(フロント:21x8.5J + 25, リア:21x9.5J + 25)を入れた場合で、ksp のスペーサーはフロント 7mm, リア14mm を入れている例を見かける.

スペーサーは多く種類があるが、詳しくないためkspを選ぶこととした.

www.kspweb.jp

クラウンスポーツの例はわかったが、SA-27Rを履いた状態で、クラウンエステートのフロントのツラになるクリアランスも図っておく.

結果は18mmであった.

メーカー情報によると、225/45R21であれば布チェーンを履くことができた。235との差は10mmで、かつ片方分外側に向けば良いと考えると、5mm あれば良いこととなる。

kspのスペーサーを7mmと14mmどちらにするか迷ったが、ツラにすると、ハンドルの感覚が変化する+小石を巻き上げてボディーが傷つくとの情報があった。

ツラにはこだわりが無く、布チェーンが入ることの方が優先のため 7mm を選択する。

7mm だと正確には Di = +3 - 7 = 4mm だが、1mmは問題ないのではと考えた.

ボルトは標準の首下が28mmで、kspのオプションにて購入できるものが35,45mmある。7mmスペーサーの場合35を選択するとのことでそれを選択した.

  • M14 P1.5 60°テーパー 首下35mm
    • SA-27Rは60°テーパー

さらにホイールロックボルトも盗難を考え導入した

before

after

写真の見た目では、クリアランスが増えたかは正直わからない

after 外観

結論

クラウンエステートには非金属チェーンをつけることはできない.

布チェーンをつける場合、予算が十分にある場合、225/45R21.

19インチのデメリットが許容できるのであれば 225/55R19.

スペーサー許容できるのであれば235/50R20.

TOYOTA さん、クラウンエステートは トランク容量が大きいためウィンタースポーツ勢が一定数購入を検討すると思います。雪山のスタックを抜けるには布チェーンでは難しい場合があります。21インチのホイールサイズは非常に良いですが、非金属チェーンを装着できるクリアランスは設けて欲しかったです。

スタック対策にスタックラダーも検討したが、持ち運び易いスタックラダーは飛んで行きやすく使い物にならなそうということで導入を見送り.